一生スルメの噛める人生を!

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歯の構造と他の治療法

入れ歯とブリッジと

インプラント義歯は人類史上初の本格的な歯の代替物である。他の義歯は代替物には違いないが、本格的とまでは言えない。
説明の都合上、まず歯の構造について大雑把に述べる。

まず、歯全体は硬い象牙質でできている。そのうち歯茎から上に露出している部分が歯冠部。歯冠部は象牙質よりさらに硬いエナメル質で覆われている。逆に歯茎より下の部分を歯根部。こちらはセメント質で覆われている。ここで注目していただきたい点は、「目に見えているものだけが歯ではない」ということだ。それはあくまで歯冠部であり、その下に歯根部が存在して歯肉に深く埋め込まれた形状を持つ。

インプラント以前の義歯といえば、まず「入れ歯」が代表格だ。入れ歯は口中の粘膜の上に「乗せる」ものだ。もちろん義歯の部分だけを乗せるわけにはいかないので、「床」とよばれるものの上に義歯を並べ、その床を口中粘膜の上に置く形状を取る。
もう一つ良く用いられる義歯は「ブリッジ」だ。こちらは両隣の歯を削って橋桁を作り、そこに橋をかけるように義歯を「ぶら下げる」形を取る。

入れ歯にせよブリッジにせよ天然歯との構造の違いは解説するまでもなかろう。あれこれ要点はあるのだが、敢えて一点だけ指摘するなら、両方とも歯冠部しかないことを挙げるべきだろう。

歯根と歯冠を持つ歯の代替物として、歯冠部だけのものを当てているわけだから、やはり無理がある。「本格的」でないという根拠はそこだ。